まゆすきダイアリー

noteに引越しました: https://note.com/mysk_misty

酒池魚林


今日は適当に近所をサイクリング。
シルバースパークル、かっこいいよなあ!?
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たかだか標高300m程度の峠で背中のむち打ちが激痛に変わってしまったので、その後流して50km未満で帰宅。もしかしてこいつ、相当にキレが良くて登りに強い機材なのでは…?と思い始めた。乗り味に対するペダリングなどの慣れというのは非常に大事である。

帰宅後体組成計に乗りプロテインやBCAAを飲み、シャワーを浴びる。


時は満ちた。飲みに行かねば(使命感)。
だが私行きつけのお店が日曜定休というのを知らなんだ。衝撃の事実を突きつけられて絶望し、スポショップでグリコ:パワープロダクションの脂肪燃焼系の怪しげなサプリメントを買う。4000円(ふざけんな)。

心虚ろに小倉の路地をさまよっていると、そういえばいい感じのお店があることを思い出した。その軒先で。あっ、ここかあ!(入店)

黒船というお店らしい。
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優勝してしまった。ぶっちぎりのMVPは藁焼き3種盛り。本命のカツオが無いとのことだったので妥協案のつもりだったが、めちゃくちゃに香ばしくて最高だった。塩で食すべし。

正直最初にとりあえずの脳死で頼んだビールがマジで無駄でしかなかった。最初から日本酒で勝たんかいコラ!

ちなみに僕が日本酒で絶対的な信頼を置いてるのは旬工房くらです。いい感じにお店の人とお喋りしてたら美味い日本酒が出てきますのでオススメです。メニューに載ってない銘柄もどういうわけか出てきます。


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若干まだイケそうな調子だったので、チャーリーブラウンでクラフトビール飲んで上限到達。ご無沙汰なのに覚えてて下さってありがとうございました。おまけに好物の熟成カマンベールもサービスして貰って感謝の限りです。

ハイ、優勝。
年度末で休みが取れず、また来月から瞳のハイライトが無くなると思うと憂鬱で仕方がないです。

以上

新年のご挨拶


もはや1月も末。
テレビのCMで紅白の暖簾もかからなければ琴の音も聞こえない。今更だ。そりゃ…今年初の更新ですからね。


ということで今朝は走り初めです。
2度寝して昼前にスタート。いや、寒かったし…



風が強くて空気も冷たいけど日差しがあるだけでだいぶ違う。そういえば新しいシューズカバーを今日ようやく実走デビューということで、いい感じだった(雑な感想)。とりあえず、足先のしんどいかじかみからはお別れできそうで助かる。
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今日は久々にコース引いて走ってみることに。適当に選択しナビに導かれた先は…
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雪国かな?🤷‍♂️
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ただの英彦山(標高800m付近)です。
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ペダリング数回に1回はタイヤが滑って思うように登れないが、楽しいんだなこれが😌
だがこれを登ってきたということは、これを下る必要もまたあるということ。

コケたら(多分)フレームおシャカ、決死の氷上ダウンヒル開幕!!!!
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風も届かず物音1つしない静けさのなか、慎重に下って行く。気温も相当に低く、長居すれば風邪ひくことは目に見えている。コーナーに差し掛かるたび、黒いアルミリム特有の汽笛のような甲高いブレーキ音が響く。キュイーーーン!ピイィーーー!

どれだけのコーナーを抜けたかわからない。
手先が冷えきって痛みを超えて感覚が無くなり握力もくたびれてきた頃にようやく路面や路肩の雪(と思しきシャーベット)が切れ切れになって安堵した。

本来ダウンヒルはご褒美というかボーナスステージ感覚でヒュンヒュン駆け下りるものだが今回は下手したら登りより遅かったかも知れない。この数キロで心底くたびれ申した。


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下山して最初の自販機で手先に命を灯し直す。もはや変速のスイッチすらまともに押せない。
ああ…思い出した。これが真冬のヒルクライムか…。

残り行程は冷えた身体を温めるべく全力巡航。追い風ありがとうございます!!!

風呂に…入りたい。とゲノセクトになっていたが、やはりハードな走りの後は1杯やりたくなるもの。
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今日も1日お疲れ様でした。
・総距離:88.15km
・タイム:03:42:47
・獲得標高:1146m

(真)記録会ファイナル

むくり。朝は4時。
今日は所属するチームの今年最後の記録会。

そういえば昨日帰って風呂に入ってお酒飲んでからの記憶が無い。部屋を見渡すと、電気もつけっぱなしで深い眠りに落ちていたらしい。

とりあえず集合まで腐るほど時間に余裕があるのでゴロゴロしながらのんびり準備する。無敵級*ビリーバーを爆音で流して自分自身を信じてあげている。かすかす最高〜!


昨日の装備では寒かったので、オーバーソックス追加と本気のウィンターグローブに変更で丁度良し。
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現着するとたくさんの人が。今回は参加率が高い。
10人は余裕で超えてて、レディース枠も追加されてたまげた。華やかだぁ…


やはりというかなんと言うか、昨日の角島に参加したY氏とNくんも来ていた。
この2人と言うと、以前同じコースでの記録会で負け散らかした2人でもある。同じとは言ったが、今日は距離が微妙に伸びてるわけだが。
(※下記参照)
https://mysk.hatenadiary.com/entry/2020/07/26/165739



ぼく「Ysdさん、足の調子はいかがです?」
Y氏「……いや、無理やろ笑」
爽やかに諦めの表情を浮かべての一言。
Nくん「昨日ヤバかったっすね…今日は無理です笑」
既にひとっ走り終えた後のような顔つきで一言。

2人揃って嘘である。

こう言う人は普通に走ってのけるから何も信用ならない。自転車乗りは平気で嘘をつく生き物なので半身に構えて臨むべきだ。



立ち話を咲かせているとミーティングの時間になり、やがてスタート地点へ。前回は逃げても無駄だとわかったので、集団で大人しく楽に走る算段。


スローガンは他力本願、金魚のフン!対戦よろしくお願いします!

スタートからしばらくはアップダウンを繰り返す。多少出る人がいても静観して集団のしんがり遊泳、たまに前に出て登りを引いてみたり。

それ以降特に目立った動きはなく、伊良原ダムの登りに差し掛かろうとしていた。集団がほぼ脱落なしで来ているので、多少振るいにかけてみるべく後方から一気に前に出て状況を動かしていく。


前回ここで渾身のフルアタックで単独逃避行に持ち込んだが、今日は軽く集団から距離を置く位の抑えめでぶん回していく。

そしてここにすかさず△さんが合流。クライマー同士、共同戦線を張ってY氏Nくんの平坦ゴリラ(褒)をどうにかするという協定が生まれた。親睦も深いので、連携もスムーズだ。


…よし。6~7人位までは減らせたことを確認して一旦下がる。Y氏にNくんをはじめとしたいつものメンバーだった…が、斜度が緩んだタイミングで最近調子が良いT氏がアタックを繰り出して50m程先行。

△さんに打診したところ、集団で追いつく方針に決定。



うむ…確かに追いつける。だけど油断ならない位置とメンバーなだけに、集団(ここ)に居ていいのかという疑問が浮上した。

ゴール手前かそこらでT氏を吸収して?最後は仲良くスプリント?"あの2人"を相手に??

いやあ……やはり逃げ切るしかないでしょ。

今日は1人じゃない。T氏がいる。もし2人でローテ回して全力逃げができれば…!

微かに浮かび上がった可能性が心の中でみるみる確信に変わっていく。メンバーの内訳。残り距離。勾配。各々の疲労度。風。地形。レースに散りばめられた様々な要素たちが星座を結び上げるように今後の展開が完成した。


今行くしかない!!
後続との距離感を確認した刹那、僅かなモーター音とともにチェーンがスプロケットを弾き、タイヤがメリメリと地面を蹴る。



ぼく「Tさん一緒に逃げましょう!!」
T氏「オケ!!」
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とりあえずダムの登りは僕が全力で引き倒す。クライマー(笑)の意地じゃい!

残り2キロ、ほぼ平坦でラストは登りスプリント。
後ろとの差は…10秒といったところか。き、キタ~~~いける、いける!体力もギリ持つ!

T氏は逃げの前半部分が効いてるのか、相当キツそう。勝ったッ!記録会完!
その時。

ブォンブォンブォン
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どこから湧いて出たのか、Nくんのスプリントで一瞬にしてぶち抜かれてしまった。は?

そしてゴール前にT氏を千切った直後、横からY氏。はぁ??


また3位ですよ3位。しかも前回と同じ着順。

歴史は繰り返された。


でもまあ…楽しかったから、いいかな


今年の走り納めは、どこにしようか🤔

引き回しの刑


冬の角島!激寒寒波に爆裂北風!
朝練とかやってるグループで気さくなお誘いが来てしまった。正気ですか?
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自他ともに認める平坦無能の僕がなぜこのような魑魅魍魎に混ざりこんでしまうのか。V●福岡の人も来るらしく、本当に洒落にならないようだ…。



そして当日(今日)。

絞った雑巾のようなどんより重たげな雲が並び、強い北風が吹き抜けるいかにもな冬空。うーん、1回集団から切れたら""'終わり"""だろうな。そう思った。

が、ここでトラブルというか僕が悪いが…時間に間に合わない。

えっ?追走?単独で???
よくわかんないけど追いつけないってのはわかる。
とりあえず下関をスタートするが、風が普通じゃない。ブボボボボ!冷たいモップで顔面をはたかれる。いやいやいや、こんなん進むわけないでしょ(笑)。


信号全部引っかかれ、メカトラで足止めくらえ…などと熱い邪念虚しく人影はなく、ひとりひたすら全力で北風に逆らい続ける。俺はわざわざ何をやってるんだ……………?


怪我の功名か、最近密かに取り組んでいる新しいフォームのヒントを得られた。なるほど腰や背中からペダルを回すとはこういうことか。

そうこうしているうちに角島が近づいてきた。
平坦無能が単独で集団に追いつけるわけがないと諦…理解していたので、折り返しの角島で合流できる可能性にすがって走り続ける。

角島まで2kmもないところで、集団とスライド。
ちーん。間に合わず。満身創痍で悲しみのぼっちライドが確定してげんなり。
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寒い。寒すぎる。少し休憩しただけであっという間に体が冷え、逆に体力を削がれるクソ仕様。

そこそこ綺麗な海(荒れてるし寒いしで気分はさほど)を眺めて寒さに震える顎でパンを咀嚼していると…


???「山口く~~~ん!!😁」
蝉を早送りしたような鋭いホイールのラチェット音を纏って現れたのは、同じチームのY氏。マジで!?やったあ!!
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神…仏…降臨っ!

いやマジで本当ありがとうございます。
集団から離れてわざわざ戻ってきて下さった温情やばない?


お互い往路の経過を話しながら折り返し。やはり集団は魔界とのこと…。お初の方多いし走ってみたかったですねえ〜などと言ってると


いた。メカトラの邪念が時間差で効いたらしい。
パンク復帰後に合流させてもらい、早速ローテに混ぜてもらうが……

な、なんだこいつら!?
全力で踏んでるのに、どういうわけかついて行くのでやっと。
思わず引き笑いが浮かぶレベルで一瞬でも気を抜いたらあっという間に離されて空気抵抗が割り込んでくる。

こ、これは…想像を遥かに超えてますよ(ドン引き)
コンビニ休憩で、足終わったわwとか疲れたしゆっくり行きましょう とか言った矢先にさっきと同じペース。ハァ、ハァ!
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下関に戻る頃には虚無が爆誕していた。


解散後、命を灯す営みをした。
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いや美味い。美味いが……飲食スペースが外のベンチとか折りたたみテーブルくらいで、めっちゃ寒いのだ。今回はマグロ脳天とシマアジが特に美味しかったかな(150円/貫)?もちろんネタがデカい。

寒さと疲れで死んでたので、特に寄り道とかはせず帰宅。

明日はチームの記録会です🤮

記録会


いっけなーい!遅刻遅刻!

今年度最後の記録会が行われる門司の風師山(かざしやま)に向けてひた走る。小一時間もあれば余裕で着ける距離だと舐め腐っていると、システムオールレッド。全然先に進めずどうにかなんとか滑り込みセーフ。ハァ、ハァ…


やはり朝は足先が寒すぎる。ご丁寧にメリノソックスを履いてても冷たい風を防げねば意味もない。ニット編みのシューズを履いてることもあって、無駄に良い通気性が仇をなす。
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風師山。たかだか3km弱登れば済むが、終始激坂に路面ガタガタなので非常につらい。ましてや高強度帯の練習を全くやっていないので、どういう有様になるかはもはやお察しである…。


店長の車に余計な荷物(おもり)をキャストオフしていると背後から何者かに声をかけられる。
???「山口くん新しく買ったFELTはどう?」

…前も似たようなことがあったしもう買いたて感はないが、聞き覚えのある声の主は半年前に皿倉山で凸られたウイング氏(名前まま)。ウワーご無沙汰です!いやいや、全然乗りこなせてなくて豚に真珠ですよ😁


前回の記録会でボコられたN山氏もいらっしゃる。が、今回はリベンジ狙える調子でもないので着いてけたら御の字くらいで……




………ダメでした(即死)
スタートでクリートを拾い損ねて出遅れ、激坂での高い心拍でゲロゲロ。心臓こわれる。一応それなりには走れたみたいで先頭からちぎれた僕の後ろには一切人の気配がなく、4着で確定っぽかったので適当に流してゴール(ちゃんと追え)(根性無し)。トップと実に2分差。記録会の締めくくりとしては全くもって情けない限りである。


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この海の向こうに唐戸市場があるんだけど、完全に忘れてましたね………



帰って買い物して時間潰した後は反省会だァ~~~~~~~~ッッッ😁🍻😉🍻🍺🍶☺️🥰(一転攻勢)

【ご報告】

 

 

エベレスティング、行って参りました。

…が、道半ばにしてリタイア。

 

ということで、負け組ハイライトを以下に記します。はぁ…書いてる今この瞬間すべてが情けないというか何と言うか、ね。

 

 

  1. コース

    北九州の小倉南にある高蔵山。詳細は以下。

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斜度はそこそこ、ショートコース。

達成(8848m)までGPSの誤差を考慮しても70本程往復しなければならない。

ちなみに、総距離はおよそ270kmほど?

 

「まあ1本あたりのウエイト軽いし足腰が疲れはじめる前に下りに移れるし……」と軽く考えていた。

 

住宅街の切れ目から登山道の終点まで。

序盤の斜度が非常に高く(10%~)、後半は緩い。

交通量こそ少ないが道がやや細いので、下りでは登山客などの車に注意したい。やや直線的なコースなので、コーナリングに気を遣わなくて良いのは助かる。

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  1. 機材 

    いつもの(?)FELT。久々のボトル2本体制で、水とポカリの両刀をそれぞれ仕込む。

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    これといって特別に仕様は変えておらず、いつも通りが一番馴染んで走りやすいと思ったため。ただ唯一変えた点としては、サドルをクロモリに付けているものと交換。

  2. いざ挑戦

  • 2-0:プロローグ

    今日の朝6時、目が覚めた。

    …覚めた?いやおかしい。午前2時に起こされるはずだし、既に空が明るいのもさらにおかしい。やってしまった。急いで準備を済ませ、高蔵山ふもとのコンビニに着いたのは8時前だった………

  • 2-1:0~2000m

    特大遅刻をかまして深夜コースが確定してしまいげんなり。

    今更どうしようもないかと1本目。

    スタミナ管理で軽めのギア比を余裕綽々で回す。やはり1本あたりが軽いので、細かくセットを刻んでいけば無事いけそうだ。(当時の感想です)

     

    下りの時間も加味して1時間あたりの上昇量は500mちょい。休憩や後半のペースダウンを考えると約17~19時間で完走、時計の短針が1周とさらに半周する間ほぼぶっ通しで同じ道を延々と往復するのか…呆れた。

  • 2-2:~3000m

    1本あたり約130m加算。たった130m登るだけなので確かに本数を重ねるのは軽い……が、サイコンの数値が一向に増えないのである。

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        ↑時間と獲得標高、ペーシング以外の情報は最早不要なので表示はシンプルに

      •  

        百や千の位ひとつ数字を増やすのがやけに億劫になってきた。

        登る度にラップ切るのが面倒で、1時間ごとに自動ラップで進捗を管理してるので本数はとっくに覚えてない(覚える気が無かった)。

         

        少なくとも20本は登ったか。時間にしておよそ5~6時間。これでようやく全体のわずか1/3。この時の絶望感たるや、思い出したくない。

         

        そして更に追い打ちをかける情報…

        あ と 50 本 登 れ

         

        最悪である。

        50本という残数がズッシリ心にのしかかる。

      • 2-3:~白旗

        登りながらこまめに補給を摂っているためエネルギー枯渇の心配は無いが、休憩が少なすぎたのか急にペースダウン。また、左膝と右足首に不穏な感覚が走っていることに気付く。

         

        フォームを変えたりダンシングでごまかすが、じわじわ悪化していくこの痛みにあと10時間以上耐えつつ暗くて寒い山道を走り続けられる気がしなかった。せめて4000mには乗せておきたい。それをリタイアの免罪符にせんとばかりに2時間苦痛に耐え抜き、敗北。

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懺悔の間

スタミナ的にはまだ余力があるというのに、関節と精神が着いてこなかった。一体何が間違いだったのか。

 

◎コース選びが悪い

責任転嫁みたいで気は良くないが、最早完全にこれだと思っている。

  1. コース序盤の激坂で徐々に膝に負担が蓄積
  2. 70本は正気ではない

 

1は予想してなかった。リタイアする直接的な原因となった巨悪。軽ギアでゆっくりパスすれば良いという問題でもないらしい。

 

2。2よ。1本登ったという感触に対して雀の涙ほどの積算値、後ろに控える山積みのノルマ。頻繁に訪れるダウンヒルのストレス、切り返す手間。

登りの難易度と距離、所要本数のバランスで言うと個人的最適解は"1本あたり300~400mアップで20~30本"。確かに登りの難易度こそやや低めだったが、所要本数が多すぎると本当にメンタルがキツすぎる。

 

 

○寝坊した

これも結構ある。ここから自責パートです。

シナリオとしては夜明け前の真っ暗スタートでぼちぼち標高稼ぎつつ寒さのピークを心身ともに余裕あるうちにパス。日が出て気温も上がり、昼頃には折り返しを過ぎて、徐々に疲労でペースを落としつつ20~21時頃フィニッシュ。

 

…の、はずだった。

それがね。お昼にたった2000mぽっちよ。全体のわずか1/4。一体帰り何時やねん。日付も変わろうとしているのに、まだ3000mも残ってる(絶望)。うわあ絶対に立ち会いたくないなあ、その瞬間。

 

○メンタルが弱い

途方もないぼっち単純作業マジつらい。(本音)

寝坊の時点で結構弱腰でした。メンタル鍛え直します。

 

△ギア比を落としすぎた

足腰の負担は小さいが(激坂は別)、体重がペダルに乗らないぶん尻に体重がモロにくる。

これを見越してのサドル交換で多少マシではあったが、全く痛くないわけではない。坐骨が爆発してしまう。

 

 

 

さいごに

不完全燃焼で終わってしまったのが情けなくて仕方なく、悔しいという気持ちさえ起きない。

 

検討段階では「あれ?いけるんじゃね?」と錯覚しがちだし走力的にもボーダーは越してる…とは思うが、行先は想像を遥かに超える地獄である。

 

リベンジはしたいです。では問います!またエベレスティングやりたいですか!?

 

せ〜の、

 

嫌です!!!!!!!!!!!!!!!

 

fin

記録会

 

 

最近全然走ってないうちに気候がずいぶん変わっており、ぼちぼち寒さ対策を始めねばならない。今の時期はどちらかというと朝昼の気温差対策が重要かな?

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ということで、朝っぱらから平尾台に向かっている。

 

 

話は遡り、いつもの△さんから北九州の某ショップでの記録会のお知らせ。

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まあ昨日のやりとりがこんなだし、多分来ないやろなあ……とアップがてら軽く登っていると、「おやおや、山口くん!😁」

 

△さんの後ろには半年ぶりにお会いしたN嶋さん。あの、自転車が新型エモンダに変わってるんですが……

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N嶋さん「ベンジとO2売って生やしました。ウチに残ってるのはオルトレXR4とイザルコのフレームですね」

ぼく「高級機材展示場……🤔🤔🤔🤔🤔🤔🤔🤔」

 

 

参加者は20数名、顔馴染みは勿論のこと普段お会いしないハイレベルな人が何人も。

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コースはこんな感じ。後半あたりから景色が開けて向かい風に行く手(足?)を阻まれる。

 

 

とりあえず先頭付近に並んで、スタート直後に逃走開始。まともに競い合って勝てるとは思っていないので、こちらから揺さぶりをかけて体力を削る作戦。勿論ハイペースで逃げる僕も死ぬほどキツいが……

 

 

 

5分ほど先頭で逃げてると、真後ろで聞こえた機材の尖った足音や人の気配がやや減ったので、恐らく先頭組だけ分断できた模様。心拍はすでに上限の185~190をキープ…これをあと10分以上続けるとは、これが生き地獄か。

 

 

中盤あたりの難所、激坂ゾーンに差し掛かる前さばきで少し心拍を落としたタイミングでN山氏、S平氏の激つよズが10m程先行。続けてI上兄貴も僅かに先行、Y下氏に後ろに付かれる。

 

 

激坂ゾーンで先行3名にやや詰め寄り、Y下氏を僅かに振り切る…が、微妙な間合いをキープされてるので油断できない。

 

先頭との約10秒差が一向に変わらず距離だけが過ぎていく。一瞬後方確認すると、Y下氏の後ろはガラ空き。△さん達第2グループは完全にちぎっていたようだ。

 

ここでI上兄貴が落ちてきたので一気に抜き去る。どういうわけかペースアップに成功したのでS平氏もパスし明らかに走りが異質なN山氏にどうにか追いつく…が、全く詰まらない。

先頭2人、その差10mが彼方より遠いままラスト1キロに差し掛かった。

 

 

 

さっきからずっと肺が痛い。呼吸するたび肺を紙ヤスリで撫でられるような痛みが走る。これもあと6分、いや5分我慢すれば…と流れる時間と景色に意識を向け直す。

 

斜度が緩んだタイミングでフロントをアウターに上げ、ダンシングで一気に上げ直す。届きそうで届かない絶妙な間合い。だが平坦で加速を狙ったのは僕だけではなかった。

 

すぐ後方から硬く乾いた音が2台。

S平氏とY下氏に手の届く所まで詰められていたのだ。僕はペースを一切落としてない。1度離し2人がさらにペースを上げて登って来たのか、恐ろしや…

 

緩い登りで2人に離されるが、再び勾配が絞め上がるタイミングですかさずぶち抜き返す。ここでS平氏をパス。

 

ここでゴール前300mほど。最後にギュッと勾配が上がるコースレイアウトを競り合ってゴールしろというのか。心拍はもはや上限突破してた。一瞬200という数値が見えた気がする。

 

 

体格的技術的にスプリントが絶望的に苦手な僕、Y下氏が腰を上げた豪快なダンシングの一方サドル上で人馬一体のシッティングで丁寧なペダリングを敢行。

抜きつ抜かれつの果て、ギリギリで振り切られ3秒差で3位。

 

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ゴール後、渾身のえずきで嘔吐がよぎったがギリギリ堪える。クールダウン後も心臓と肺が痛くてぐったりしていた。

 

 

メッチャ速い人に必死について行った結果、△さんをはじめ格上の方々を何人もぶち抜いたことになったぜ!いえい!!