まゆすきダイアリー

noteに引越しました: https://note.com/mysk_misty

記録会

ショップ記録会でした。先に断っておくと、文章が多いです。すいません。


コースはいつものダム登坂の数キロ手前からアップダウンを重ねて徐々に登り、最後の平坦ゴールがミソです。
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登りっちゃ登りだけど、斜度がきつい区間も特にない(きつくて7%程度)ので、ドラフティング効かせて楽に登ることができます。つまり、登りが苦手なガッシリゴリゴリ筋肉兄貴もいけちゃうわけです。


細身の典型的なクライマー体型の僕としては、前半のアップダウン区間は特に積極的に動いたりせず集団で走る→後半の登り口でアタックかけて単独逃げ切りというプランニング。


前半で下手に動いても足の無駄。体重が軽いから下りが遅いという弱点があり、アタックが決まりにくい。無駄足を使って肝心の得意とする登りで最大火力を出せないなどあってはならんのです。


それと、今回のコースと強い人(オールラウンダーのYさん、スプリンターのNくん)との相性がすこぶる悪いのでどうにか一人旅に持ち込みたいところ。

登り基調なのに僕と相性が悪い?変な話ですね。


コースの距離や起伏、どういうタイプの人がいるか等色々な要素を考慮してどうすれば勝算が高いか打算します。それでは、スタートです。



前半は集団(8人?)でペースも比較的落ち着いている様子。誰かがアタックしても見送る予定(誰がアタックしたかにもよるが…)だったけど、特に動きはなし。ただ、集団のペースとローテーションのタイミングや位置関係次第で僕が展開する瞬間が変わるので油断はできない感じです。

理想としては、後半の登り手前で僕が前から2~3人目、YさんNくんができれば先頭か最後尾にいて欲しいところ。(僕の真後ろはアタックに反応されて風よけに利用される可能性があるのでご勘弁願いたい)



※理想と現実とは無関係ながら、肝心のタイミングでガバをしでかします。



アップダウンの最後の下りで前から2番目。少なくとも真後ろにはつかれてない良いタイミング…が来るのが若干早くない?このあと登りまでちょっと(1~2分?)平坦を挟むので……下り終えて先頭交代してそのまま引いて登坂即アタックか、ローテ回して一旦温存してタイミング遅らせて最後尾からアタックか…

下りで思った以上に休めたので、先頭キープで問題ないかな?

何はともあれ、一旦先頭に出るターン。ペース上げ始めるには気が早いし、ここは現状維持でそのまま登り行くか〜と思ったタイミングで、真後ろの人(Hさん)が僕の横に迫ってきた。アタックというより、無理やりローテ回すぎこちない動きだったので、ここでムキに先頭キープする必要は…?




まあしゃーないと前譲りつつ、流れていく集団のメンツを見てると…YさんNくんいいポジ取っててたまげた。仕掛ける準備をすべきこのタイミングで下がるという大ガバ。しかも集団の間隔が開きがちで結構下がる。ここで逆に彼らに仕掛けられたら多分まず勝てないと踏んだので、5番手くらいにお願い申し上げます。あ、あうぅ…甜花、入っちゃ…だめ?

入れて貰えました。にへへ…



ここで既に登り手前50m。ちょっとバタついたし位置も微妙な感じになってしまった…(どういう意図で先頭に出たかは)わからんがくらえッ!


平坦の勢いつけての全力全開アタックは無事成功し、一瞬左に振り向きざまYさんNくんを引き離せたことを確認。とりあえず当初の予定通りに持ち直せたので、あとは追いつかれぬよう渾身のTT(タイムトライアル)すれば勝ち…のはず。



20~30秒本気で踏んだところで後ろを見ると…Hさん。な ぜ そ こ に い る


完璧なツキ位置なので、その後ろがどうなってるか全く見えない。後ろにYさんNくんもいるのか?いたら今の俺は"迷"アシストとして散る運命なのは間違いない。リスク対策として一旦全力TTペースに落とす。
(ついでに前代わってもらおうとしたけど、あと何秒付いてこれるかって様子だったので断念)



Hさんもだんだん切れてきたので改めて後ろを見ようとしたところで、サポートカーが5秒差と教えてくれた。正確性は置いといて、パワーゴリラ(褒め言葉)相手に5秒差は心細い。斜度が一旦緩むタイミングがすぐそこだったので、もう一度踏み直して振り返ると50mくらい後ろにYさんNさん。残り1kmちょいくらい。


これは……いけるか…!?コース勾配もほぼ一定の直線でギア比とかミスる要素が少ないので、ゴールまで持続可能上限のペースで回すのみ。ハァハァ、限界が…近い…ッ!
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↑これを登ってきました


登りが終わり、平坦に差し掛かるタイミングで後ろを見てみようと首を体をひねろうとした瞬間に、後ろで

"カン!カン!"

リア変速の音である。2人揃って一気に差を詰められてしまった…いくら斜度が緩めとはいえ、ちょっとどころか「はぁ!?」って声が出たくらいにはビビった。

(2人ローテで詰めてきたかと思ってたけど、Nくんが鉄の意思で前に出ずYさんがしこたま踏み倒してきたとのことw)




ゴール前の平坦、追いついたクライマーは足の余裕なしとお2人からすれば絶好のタイミング。登りの差を詰めてきた彼らも相当キツいことに変わりはないのですが。


…致命的にスプリント力に欠けるため、ゴール前の平坦はほぼ確で負けます(残念ながら断言)

どうにか後ろに付いて足溜めて、スプリントのタイミングさえ見誤らなければ天文学的な確率のワンチャンが……ありませんでした!第1志望金魚のフンだったが、後ろに回ろうとした瞬間にスプリント開始。持てる筋肉量と出力差がありすぎて完全に置いてけぼりを食らって終了。😭(+5秒で3位)

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↑"まあ、(ゴール前で並んだら)そら負けますわな"とでも言いたげな(それしか思ってなかった)微妙な顔

いやでも、TTやめて分が悪いスプリント勝負にシフトしたら逃げ足は完全に徒労だし、お通しから〆まで集団で走ったらそれこそ不利。やはり逃げでねじ伏せることができなかった僕の力不足ですね…

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ゴール後はキンキンのコーラと特製お茶で休憩。


計測や荷物の運搬などのご協力ありがとうございましたm(_ _)m


解散即ピザパ。
オーナーも自転車乗りで、愛車はコルナゴC50×スーレコ。うーん、イタリアン!
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大変美味でございました。