ゆるぽたを求めて
ゆるぽた…頑張らずゆるく気楽にポタリングすること。個人的に多分一番楽しいサイクリングのあり方だと思うけど、それが一向にできる気がしない。なぜか?
・つい頑張ってしまう。これが一番多い。峠とかつい頑張っちゃう。ヒルクライム楽しいもんね。うん、これは仕方ない
・同伴者による詐欺。「ゆるく行きましょう」は信じてはいけません。実力差によるペース感覚の乖離と、謎の集団心理(?)によっていつの間にかペースが上がっていきます。
・自分に対する詐欺(?)。なんかね、いつの間にかペース上がってるんですよ。何やかんやで、わざとペースを落としててもいつものペースに戻るんやなって。
だけど今日の僕は違う。天気良いけど膝の噛み合わせ悪いし無理はできない。
ウ〜ン、そうだ!リハビリ感覚で阿蘇までゆるぽたしよう!フレームバッグを積んで、中には携行短パン、鍵、サコッシュ、防寒着とか小物を入れて盤石の体制で。荷物あるからタイムも出ないし、広大な景観を楽しんだら牧場で牛乳とかソフト買ったり馬刺、あか牛食って満喫しよう。今日のプランに一分の隙なし。ゆるぽたを囲いこめ。幸福論誕生の瞬間だった。
ということで、57号沿いを登ったら県道23にルート変更して阿蘇ミルクロードに到着。たまにはダラダラ登るのも悪くない。
夏の青々とした阿蘇が好きだけど、すすきに覆われた黄金色の阿蘇も良いね!うねうねと滑らかな起伏に富んだ道のりが…爽快!
時には立ち止まって写真を撮ったり、思い切り踏み込んだり。開けた台地と、そこに敷かれたアスファルトを転がるタイヤのスパァーーって摩擦音が心地よくてな……あと、シフト操作のパチパチン!(手元)カン、カシャン(駆動部)って自転車から発する音すき。特に僕が使ってるカンパ社のものはクリック感が最高でな。
他にも風やせせらぎ、木々のざわめき、鳥の鳴き声とか自転車乗ってると聴覚での官能がありますあります。
そしたらいつの間にか大観峰着いてました。だいたい標高880~970あたりなんで、空気がかなり冷たい。日差しを浴びれるのが救いだ…。
ヨーグルトソフト、美味いぜ!!!!
寒いから長居もせずそそくさと出発。素敵なビアンキとルック乗りが居た。やっと自転車乗りが居たって感じ。肉牛は食いそびれたけど、もう十分満足できたのであとは下って帰るだけ〜と優雅にぽたぽた走っていると……
???「こんちは〜😊🚴」
さっきのルックとビアンキ乗りのお兄さん。以降LさんとBさん。ちょっと走ったあと談笑したり、連絡先を交換したり。どうやらこの辺をよく走ってるとの事。向かう方面も同じなので合流させて貰う形に。
ん?あれ…おかしい。めちゃくちゃ亀みたいに遅く走った覚えはないにしても、追いつくのが速すぎる。
何かの流れが変わった気がした。ていうか変わった。
ミルクロードを引きずられてるのかついて行ってるのかわからないままモリモリ駆け抜けて阿蘇から大津に下ったあと、ノリで追加オプションで金峰山に登ることに。言い出しっぺは僕です。出会ったときから薄々予感はしてました。
ここでBさんとはお別れして、Lさんに先導されて登山口まで。ああ、本当に速い人なんだなって勘づいていたので、とりあえず千切られないことを目標に。
5kmくらいしかないコースを先頭ローテしながら登っていたけど、もうついて行くので精一杯。半分を過ぎたところでアタックを掛けられたんですけど、勿論ついて行くことなんてできませんね。白旗。あっという間に見えなくなり、1分差をつけられて完敗!
ストラバで結果を見てみたら、今年11/120、総合139/719位。クロモリにしては頑張りましたねって感じ。ああ、心肺と脚が終わってしまった……格上の人と走ると絶対ついてくぞってガッツとモチベが生えてきて楽しいので、また対戦よろしくお願いします。
でもまあやっぱ誰かと一緒に走るのが楽しいわ。これは間違いない。結果、僕にゆるぽたは多分無理なんじゃ、ないかなあ…また出し切ってバテてやんのコイツwって感じだ(疲労)