まゆすきダイアリー

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梅雨の切れ間に


火走会、約5ヶ月ぶりの再開となった。冬に行った秋吉台以来だろうか。
天気予報ではずっと雨だったが、まさかのピンポイントで晴れ。

行先は阿蘇。往復で200kmを余裕で超える山岳コースって、それマジで言ってるんですか?????
コースのデータを貰って戦々恐々としつつ、ガーミンに転送。機材は…せっかくだし、新しく組んだFRで行こうか。ロングライドにはクロモリで行く方が個人的に風情を感じるので好きだが…


いつもの通り、6時半にメタセの杜集合。いつものメンバー4人で協調すれば200km超えでもまあいけるっしょ!😁

そう思っていた…。



ざっくり端折るが、まずは中津近辺まで国道沿い→耶馬渓→深耶馬(一面八景)→小国。
午前中はおおむねのっぺり薄い曇り空。涼しくて走りやすいし、景色がいいタイミングだけ晴れればヨシ!などと供述しており……



とにかくほぼ全域で路面の状況がすこぶる良好。パンクの心配など微塵も感じず、信号も皆無で走りやすかった。ここまで見抜いた上でのルート作成とはまこと恐れ入った…。

ある程度走ってきたところ、道の駅小国で休憩。コーラフロートがすこぶる美味いとのことだったので、ここは買わねば無作法というもの。
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この後顔を洗っていると僕のコンタクトが外れるアクシデントが発生。強い日差し(いつの間にかガッツリ晴れてきた)でカピカピにヨレてくるコンタクトを隠しつつ、お手洗いに駆け込んで何とか装着。危なかった………。

さて、現時点で約100km。九州ど真ん中の山岳地帯をサイクリングしているわけだが、5%前後の緩めの登りが数キロ程ダラダラ長く続くことが多い印象。久しいグループライドということで登りはゆっくりめで会話が弾むが、徐々に開けてくる風景に堪らずフォトアタックを敢行。
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ナイスな空模様だ。本当に梅雨時期かと疑わしくなる程に快晴で、"天界"なのでさほど暑くないし風も涼しくて気持ちいい。


そして、かの有名なミルクロード道中で優勝。しかも阿蘇カルデラを一望できるテラス席である。程よい疲労感が、ご飯の美味さを何倍にも増幅させる。(男4人がほぼ無言であか牛をそれぞれ堪能する絵面だった)
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走行中はドリンクやら玄米ブラン、ゼリー類などディストピアな補給しか摂っていなかったので、まともな"""ご飯"""が美味いのなんの。

それに、ここが本日の最高地点なので後は帰りの英彦山(約800m↑)だけは頑張ろうねと(デザートで英彦山を登るという当初の計画)。ああ、楽勝じゃん!俺たちの勝ちやん!!

そう、思っていた………。



移りゆく景色や空気の変化を肌で感じつつ、爽快なダウンヒルをもと再び小国に降り立ち、玖珠へと抜け出た一行。時刻は15時を回った頃。
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走ってきた距離だけでなく、下界の容赦ない猛暑と日差しに体力を吸われる。アームカバーやロンググローブで日差し対策はしてるが、うなじや足元がジリジリ焼かれていく感覚がハッキリわかる。

今どのへんです?玖珠?くす?……えっ、まだここなんですかぁ!?


この暑さの中、さらに英彦山登るって正気ですか?
協議の結果、来た道を辿る方針に。ここまで晴れろとは言ってないぞ俺は……



阿蘇からの復路は下り基調だとは言った。確かにそれは間違いではない…が、その道中に幾つか峠や起伏のある山道を超えてきたのもまた事実。もう登る必要はないとは言ってないし、その事実を知りつつも目を背けていたと言ってもいいかもしれない。
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そして、耶馬渓で遂に足攣り第一号が爆誕。距離も200kmを超え、走行中どころか休憩中の談笑も激減。いよいよ"仕上がって来た"感がある。(そもそも山岳コースで200kmオーバーというのが相当に狂っている)


かく言う僕のほうはというと、数日前から白米と味噌を中心に大量摂取を重ね、炭水化物とたんぱく質でタプタプに栄養MAXチャージ。尚且つドリンクにBCAA(アミノ酸)という粉末を持参する用意周到ぶりでスタミナは全く問題なし。フォトアタックや耶馬渓ダムでゴリゴリ踏み倒して遊ぶ余裕もあった程に。


帰路は体力的余裕が残る僕中心でしっかりペース保ちつつ先頭引いて完走。残った体力をしっかり出し切っていくスタイル。だが終盤20kmくらいでガタガタに体が傷み始め、最初心肺が死に、息を深く吸えなくなる(酸欠の1歩手前くらい尋常じゃない程しんどかった)。そして次に尻が限界を迎え、極めつけで右膝が痛み始める。


過去のぜん息がスポーツで再発する運動誘発ぜん息なるものがあるらしい(小学生の頃はぜん息で遠足ドベ、スポーツ無能だった)。症状がほぼ完全に一致してるので、当てはまるとするならこれになりそう。だが、それこそ高出力×長時間(朝から夕方)なんて持久系スポーツもいいとこだ。こんな走り方する機会は滅多にないので、とりあえず様子見でいいかな。これ以降頻発するようなら話は別だが…


最終的なリザルトはこんな感じ。
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個人的に4000mアップ以上の体感だったけど、ダラダラクライムの影響で大して獲得標高が伸びてなかったな…あの中途半端な登り、思った以上にじわじわ体力削ってるもんだなと実感。

シャワー浴びて作り置きの食事を済ませ、ビール1缶が限界ですぐ眠りに落ちた……