記録会
最近全然走ってないうちに気候がずいぶん変わっており、ぼちぼち寒さ対策を始めねばならない。今の時期はどちらかというと朝昼の気温差対策が重要かな?
ということで、朝っぱらから平尾台に向かっている。
話は遡り、いつもの△さんから北九州の某ショップでの記録会のお知らせ。
まあ昨日のやりとりがこんなだし、多分来ないやろなあ……とアップがてら軽く登っていると、「おやおや、山口くん!😁」
△さんの後ろには半年ぶりにお会いしたN嶋さん。あの、自転車が新型エモンダに変わってるんですが……
N嶋さん「ベンジとO2売って生やしました。ウチに残ってるのはオルトレXR4とイザルコのフレームですね」
ぼく「高級機材展示場……🤔🤔🤔🤔🤔🤔🤔🤔」
参加者は20数名、顔馴染みは勿論のこと普段お会いしないハイレベルな人が何人も。
コースはこんな感じ。後半あたりから景色が開けて向かい風に行く手(足?)を阻まれる。
とりあえず先頭付近に並んで、スタート直後に逃走開始。まともに競い合って勝てるとは思っていないので、こちらから揺さぶりをかけて体力を削る作戦。勿論ハイペースで逃げる僕も死ぬほどキツいが……
5分ほど先頭で逃げてると、真後ろで聞こえた機材の尖った足音や人の気配がやや減ったので、恐らく先頭組だけ分断できた模様。心拍はすでに上限の185~190をキープ…これをあと10分以上続けるとは、これが生き地獄か。
中盤あたりの難所、激坂ゾーンに差し掛かる前さばきで少し心拍を落としたタイミングでN山氏、S平氏の激つよズが10m程先行。続けてI上兄貴も僅かに先行、Y下氏に後ろに付かれる。
激坂ゾーンで先行3名にやや詰め寄り、Y下氏を僅かに振り切る…が、微妙な間合いをキープされてるので油断できない。
先頭との約10秒差が一向に変わらず距離だけが過ぎていく。一瞬後方確認すると、Y下氏の後ろはガラ空き。△さん達第2グループは完全にちぎっていたようだ。
ここでI上兄貴が落ちてきたので一気に抜き去る。どういうわけかペースアップに成功したのでS平氏もパスし明らかに走りが異質なN山氏にどうにか追いつく…が、全く詰まらない。
先頭2人、その差10mが彼方より遠いままラスト1キロに差し掛かった。
さっきからずっと肺が痛い。呼吸するたび肺を紙ヤスリで撫でられるような痛みが走る。これもあと6分、いや5分我慢すれば…と流れる時間と景色に意識を向け直す。
斜度が緩んだタイミングでフロントをアウターに上げ、ダンシングで一気に上げ直す。届きそうで届かない絶妙な間合い。だが平坦で加速を狙ったのは僕だけではなかった。
すぐ後方から硬く乾いた音が2台。
S平氏とY下氏に手の届く所まで詰められていたのだ。僕はペースを一切落としてない。1度離し2人がさらにペースを上げて登って来たのか、恐ろしや…
緩い登りで2人に離されるが、再び勾配が絞め上がるタイミングですかさずぶち抜き返す。ここでS平氏をパス。
ここでゴール前300mほど。最後にギュッと勾配が上がるコースレイアウトを競り合ってゴールしろというのか。心拍はもはや上限突破してた。一瞬200という数値が見えた気がする。
体格的技術的にスプリントが絶望的に苦手な僕、Y下氏が腰を上げた豪快なダンシングの一方サドル上で人馬一体のシッティングで丁寧なペダリングを敢行。
抜きつ抜かれつの果て、ギリギリで振り切られ3秒差で3位。
ゴール後、渾身のえずきで嘔吐がよぎったがギリギリ堪える。クールダウン後も心臓と肺が痛くてぐったりしていた。
メッチャ速い人に必死について行った結果、△さんをはじめ格上の方々を何人もぶち抜いたことになったぜ!いえい!!