まゆすきダイアリー

noteに引越しました: https://note.com/mysk_misty

小鹿


鬱だ。

はァ…やってらんねえ。
新しいホイール買っても乗ってねえし乗る意欲も湧かねえ。実走の準備する手間が億劫だとしてもローラーに跨るためシューズを履き替えたりする手間すらやるせない。

顔も脳も、余白だらけの日記帳みたいに何も感じない。

いやでも、箱ヒルまで3週間ないし、せめて付け焼き刃をと思って細々と現状維持の理想曲線を描いてはいる。今日はどうにか時短トレーニング…スクワットでもやっておくか。



ジャンピングスクワットを足が立たなくなるまでやった。足腰の白旗に目もくれず、終盤は跳べてるかさえわからない。腰を落とし、意識とは真逆に尻もちをついて終了となった。


産まれたての小鹿よろしくヨロヨロと立ち上がることができない。体の声を感じると生を実感するのは生きているからというもの。


明日も明後日も明明後日も、俺は立ち上がることができるのだろうか。

寿死 〜スシ〜

寿司。寿司を食わねばならない。
日本人の遺伝子に刻まれた原始の記号である寿司。

寿司を食わぬは人ならず。
ならば参ろう寿司食いねぇ!



前置きもそこそこに、下関の唐戸市場に寿司を食べに行くことに。ついでだし、距離稼ぎで角島に寄ってもいいかもしれない。余裕あればキツいと名高い華山ヒルクライムで1発全力アタック。

関門トンネル(人道)は6時開門なのでそれに合わせて出発し、いい感じのドンピシャ到着。朝は涼しくて道路も静かだから走りやすい。

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ちなみに、トンネル内は暑くも寒くもない常温だったけど、エレベーター付近は若干空調が効いてる感じだった。

無事九州からの脱獄を果たし、シャバに出ると
ミーンミンミンミン! 既に日は高く昇り、暑い。ふーっ!シャバの空気は美味いぜ。

トンネル出てすぐに位置する唐戸市場は7時から営業開始なので若干暇(中のお店を見て回ることはできる)。それに朝飯を食べすぎてそんなに腹が減っていない…。


僕は考えた。無理に寿司食うより、一旦角島行った帰りに食えば良いのでは?それも一理あるが、多分丁度昼頃に戻りそう。あまり好き嫌いはしないが、人混みだけは心の底から嫌いなのである。

ならば開店凸して迎え寿司からの角島→状況次第で追い寿司でいこう。最近真面目な走りしかしてないので、たまにはグルメに振ったサイクリングも良い。寿司に始まり寿司に終わる。フフフ我ながら完璧だ。胃袋をもう1つ用意してくればよかったかな。そう思っていた。


では寿司の根城に潜入。トンネル出たタイミングで腹を壊したので初手お手洗いダッシュ。1階は和式のみだが、2階には洋式があった。
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以前はセルフで折詰に取り分けるスタイルだが、567の影響かスタッフの方に取り分けてもらうスタイルに変わっていた。しゃーなし。
(ちなみに営業前だと知らず図々しく注文しようとして営業時間を教えてもらうガバっぷり。さ、サーセン…)

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時計回りにカツオ、マグロ脳天、マグロ腹身、カンパチ、トラフグ。計800円。カツオ大好きだからこのネタのサイズにビビりましたね…これで100円ですよ。

※お店によって寿司のラインナップが異なるので一通り見回ってから決めることを勧めます。生シラス、ノドグロ、トラフグ、水イカ、クエ等見かける機会が少なめ?のネタ(クソデカ)が多いのが特徴です。ネタでシャリ巻けばええんか?ってのも結構あります。見かけたものでいうと、アジのほぼ半身がネタになってたり。


まあ気になるものは帰りにしこたま食ってやろう。そう思って美味しく頂き、8時頃から国道沿いをひたすら北上して角島を目指す。

向かい風が気になるがあんまりチンタラ走っても退屈だし、昼着という予定もあるので角島TTをやってみることに。平坦は苦手だが、せっかく走るならトレーニング効果も欲しいというもの。これ、めちゃめちゃ後悔しました。



ということで、まずは往路です。
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ヌルヌルしたアップダウンが多発するコース。後半が追い風貴重で結構楽できたけど、体が軽いタイプは微妙な下りでも踏まないと進まないから休めないつらさ。向かい風に阻まれると下り要素が実質打ち消し状態。

よく晴れて景色も良いが、足の疲れもそこそこで暑くて仕方ない。経口補水液がこんなに美味い飲み物だなんて知らなかったぜ!ガハハ!
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休憩してたら10時くらい。往路が1.5時間だし、まあ〜昼前には帰って来れるじゃろ。しかし、さっき来た道から強い風を感じるんですがそれは…………(ここから地獄の始まり)


草木ははためき旗やのぼりは風に煽られ、なんて書いてあるか全く読めない。

往路で普通に出してた速度が全く維持できません。進みません。普段ならペース落とさずに押し切れる緩い登りが致命的にキツく、それの緩い下りは強い向かい風のせいで全く伸びず、もはや体感では下りですらない。

普通なら諦めてゆるポタしていいんだが、往路がまあまあペース維持できただけに引くに引けない状況。むしろ手を抜いたら余計ダラダラ時間かかってしんどいだけなので、しこたま踏んで押し切ることに。

座って休憩してえ~~!!などと思いつつ(サドルには座っているんだが)、結局片道ギリギリ維持できる上限の出力でひたすら絞り尽くして虚無が誕生してしまった。勿論寿司を食べる余裕などなく、意識せずとも行先は関門トンネルまっしぐらだった。
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結局2時間くらいかかってボロボロに疲れ果て、ソロ平坦ロングコースは毎度トラウマ案件に出くわしてばかりで困ったちゃん。
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九州に収監された帰りは通り雨にいじめ抜かれ、リカバリペース(でしか走れない)で帰宅。踏んでも思ったペースが維持できない平坦向かい風、まことストレスフル!!

けどな、どんなにキツくてもこれが酒の美味さを爆増させるからやめられんのよ…フフ…

記録会

ショップ記録会でした。先に断っておくと、文章が多いです。すいません。


コースはいつものダム登坂の数キロ手前からアップダウンを重ねて徐々に登り、最後の平坦ゴールがミソです。
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登りっちゃ登りだけど、斜度がきつい区間も特にない(きつくて7%程度)ので、ドラフティング効かせて楽に登ることができます。つまり、登りが苦手なガッシリゴリゴリ筋肉兄貴もいけちゃうわけです。


細身の典型的なクライマー体型の僕としては、前半のアップダウン区間は特に積極的に動いたりせず集団で走る→後半の登り口でアタックかけて単独逃げ切りというプランニング。


前半で下手に動いても足の無駄。体重が軽いから下りが遅いという弱点があり、アタックが決まりにくい。無駄足を使って肝心の得意とする登りで最大火力を出せないなどあってはならんのです。


それと、今回のコースと強い人(オールラウンダーのYさん、スプリンターのNくん)との相性がすこぶる悪いのでどうにか一人旅に持ち込みたいところ。

登り基調なのに僕と相性が悪い?変な話ですね。


コースの距離や起伏、どういうタイプの人がいるか等色々な要素を考慮してどうすれば勝算が高いか打算します。それでは、スタートです。



前半は集団(8人?)でペースも比較的落ち着いている様子。誰かがアタックしても見送る予定(誰がアタックしたかにもよるが…)だったけど、特に動きはなし。ただ、集団のペースとローテーションのタイミングや位置関係次第で僕が展開する瞬間が変わるので油断はできない感じです。

理想としては、後半の登り手前で僕が前から2~3人目、YさんNくんができれば先頭か最後尾にいて欲しいところ。(僕の真後ろはアタックに反応されて風よけに利用される可能性があるのでご勘弁願いたい)



※理想と現実とは無関係ながら、肝心のタイミングでガバをしでかします。



アップダウンの最後の下りで前から2番目。少なくとも真後ろにはつかれてない良いタイミング…が来るのが若干早くない?このあと登りまでちょっと(1~2分?)平坦を挟むので……下り終えて先頭交代してそのまま引いて登坂即アタックか、ローテ回して一旦温存してタイミング遅らせて最後尾からアタックか…

下りで思った以上に休めたので、先頭キープで問題ないかな?

何はともあれ、一旦先頭に出るターン。ペース上げ始めるには気が早いし、ここは現状維持でそのまま登り行くか〜と思ったタイミングで、真後ろの人(Hさん)が僕の横に迫ってきた。アタックというより、無理やりローテ回すぎこちない動きだったので、ここでムキに先頭キープする必要は…?




まあしゃーないと前譲りつつ、流れていく集団のメンツを見てると…YさんNくんいいポジ取っててたまげた。仕掛ける準備をすべきこのタイミングで下がるという大ガバ。しかも集団の間隔が開きがちで結構下がる。ここで逆に彼らに仕掛けられたら多分まず勝てないと踏んだので、5番手くらいにお願い申し上げます。あ、あうぅ…甜花、入っちゃ…だめ?

入れて貰えました。にへへ…



ここで既に登り手前50m。ちょっとバタついたし位置も微妙な感じになってしまった…(どういう意図で先頭に出たかは)わからんがくらえッ!


平坦の勢いつけての全力全開アタックは無事成功し、一瞬左に振り向きざまYさんNくんを引き離せたことを確認。とりあえず当初の予定通りに持ち直せたので、あとは追いつかれぬよう渾身のTT(タイムトライアル)すれば勝ち…のはず。



20~30秒本気で踏んだところで後ろを見ると…Hさん。な ぜ そ こ に い る


完璧なツキ位置なので、その後ろがどうなってるか全く見えない。後ろにYさんNくんもいるのか?いたら今の俺は"迷"アシストとして散る運命なのは間違いない。リスク対策として一旦全力TTペースに落とす。
(ついでに前代わってもらおうとしたけど、あと何秒付いてこれるかって様子だったので断念)



Hさんもだんだん切れてきたので改めて後ろを見ようとしたところで、サポートカーが5秒差と教えてくれた。正確性は置いといて、パワーゴリラ(褒め言葉)相手に5秒差は心細い。斜度が一旦緩むタイミングがすぐそこだったので、もう一度踏み直して振り返ると50mくらい後ろにYさんNさん。残り1kmちょいくらい。


これは……いけるか…!?コース勾配もほぼ一定の直線でギア比とかミスる要素が少ないので、ゴールまで持続可能上限のペースで回すのみ。ハァハァ、限界が…近い…ッ!
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↑これを登ってきました


登りが終わり、平坦に差し掛かるタイミングで後ろを見てみようと首を体をひねろうとした瞬間に、後ろで

"カン!カン!"

リア変速の音である。2人揃って一気に差を詰められてしまった…いくら斜度が緩めとはいえ、ちょっとどころか「はぁ!?」って声が出たくらいにはビビった。

(2人ローテで詰めてきたかと思ってたけど、Nくんが鉄の意思で前に出ずYさんがしこたま踏み倒してきたとのことw)




ゴール前の平坦、追いついたクライマーは足の余裕なしとお2人からすれば絶好のタイミング。登りの差を詰めてきた彼らも相当キツいことに変わりはないのですが。


…致命的にスプリント力に欠けるため、ゴール前の平坦はほぼ確で負けます(残念ながら断言)

どうにか後ろに付いて足溜めて、スプリントのタイミングさえ見誤らなければ天文学的な確率のワンチャンが……ありませんでした!第1志望金魚のフンだったが、後ろに回ろうとした瞬間にスプリント開始。持てる筋肉量と出力差がありすぎて完全に置いてけぼりを食らって終了。😭(+5秒で3位)

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↑"まあ、(ゴール前で並んだら)そら負けますわな"とでも言いたげな(それしか思ってなかった)微妙な顔

いやでも、TTやめて分が悪いスプリント勝負にシフトしたら逃げ足は完全に徒労だし、お通しから〆まで集団で走ったらそれこそ不利。やはり逃げでねじ伏せることができなかった僕の力不足ですね…

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ゴール後はキンキンのコーラと特製お茶で休憩。


計測や荷物の運搬などのご協力ありがとうございましたm(_ _)m


解散即ピザパ。
オーナーも自転車乗りで、愛車はコルナゴC50×スーレコ。うーん、イタリアン!
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大変美味でございました。

暑熱順応(セコ技)


真夏は日が登ったら走れたもんじゃない……

セミの鳴き声と湿気が混じった熱気をかき分けるようになると、夏が来たなという気持ちになる。


7時過ぎ、平尾台を登ってみる。
平日全く実走もローラーもできていない体たらくなので、軽めにサクサクと足を回して登る…が、暑さでバテ気味。心拍もなぜか200をオーバー。ちょっと大丈夫??


だが今日は秘策がある。
アソス スパイダーバッグ
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少量ながら再販されるとのことで、これは買わねば…無作法というもの。バックパックの割に小生意気な値段だったが致し方なし。

これの裏にスリット状のポケットがあってな?
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ここに…ドン!!
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コンビニ氷がドンピシャなのである。
これをもってすれば、背中が非常にひんやりするという寸法。真夏の日中も生存確認。こいつあいい!


※(他のバックパックじゃダメなんですか)
→サイズ感(約2L)が丁度いい、畳んでポケットに入る、130gと非常に軽い、フィット感が良い、それなりの防水性能、邪魔なストラップ類が一切ないetc……軽快感を損なわず、補給など必要な物を運べるギリギリの塩梅を攻める逸品。非常に有能である。あとはアソスという所有欲…ですかね………



氷という1~2kgの重りを背負うことになるが、涼しく走れることのほうが遥かに重要なので。ちなみに、溶けたらボトルに注げばいいし、何ならアームカバーとかにかけて気化熱要員として活用もできる。
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夏場はダブルボトルがデフォルト。チューブラーなので予備タイヤをサドル下に縛り、その他ツール類はライドポーチにまとめて腰のポケットか、バックパックに突っ込む。
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ちなみに、バックパックの中身はゼリー補給×3、日焼け止め、ネックカバー、携帯タオル。これに氷を追加していくといった仕様。



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さらにちなみに、ライドポーチの中身はリップクリーム、目薬、予備コンタクト、現金、携帯工具、ガスカートリッジ、リムテープが基本スタイル。


持続時間はだいたい1~2時間。休憩のタイミングとうまく被るので丁度いい。そんなかんじでf:id:Mysk:20200719141351j:plain
↑木々に覆われた道すき。木漏れ日あると更にすき。

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皿倉山に続く裏ルート。ロードじゃ普通に無理でした…


午前中で90km弱、獲得標高1500mでボチボチ走れたかなといった感じ。長袖インナーにレッグカバー、ネックカバーに日焼け止めでお風呂ヒリヒリなし!完全勝利!!
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来週末はチームの記録会があるので、どうにか調子を上げていかねば………

梅雨の切れ間に


火走会、約5ヶ月ぶりの再開となった。冬に行った秋吉台以来だろうか。
天気予報ではずっと雨だったが、まさかのピンポイントで晴れ。

行先は阿蘇。往復で200kmを余裕で超える山岳コースって、それマジで言ってるんですか?????
コースのデータを貰って戦々恐々としつつ、ガーミンに転送。機材は…せっかくだし、新しく組んだFRで行こうか。ロングライドにはクロモリで行く方が個人的に風情を感じるので好きだが…


いつもの通り、6時半にメタセの杜集合。いつものメンバー4人で協調すれば200km超えでもまあいけるっしょ!😁

そう思っていた…。



ざっくり端折るが、まずは中津近辺まで国道沿い→耶馬渓→深耶馬(一面八景)→小国。
午前中はおおむねのっぺり薄い曇り空。涼しくて走りやすいし、景色がいいタイミングだけ晴れればヨシ!などと供述しており……



とにかくほぼ全域で路面の状況がすこぶる良好。パンクの心配など微塵も感じず、信号も皆無で走りやすかった。ここまで見抜いた上でのルート作成とはまこと恐れ入った…。

ある程度走ってきたところ、道の駅小国で休憩。コーラフロートがすこぶる美味いとのことだったので、ここは買わねば無作法というもの。
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この後顔を洗っていると僕のコンタクトが外れるアクシデントが発生。強い日差し(いつの間にかガッツリ晴れてきた)でカピカピにヨレてくるコンタクトを隠しつつ、お手洗いに駆け込んで何とか装着。危なかった………。

さて、現時点で約100km。九州ど真ん中の山岳地帯をサイクリングしているわけだが、5%前後の緩めの登りが数キロ程ダラダラ長く続くことが多い印象。久しいグループライドということで登りはゆっくりめで会話が弾むが、徐々に開けてくる風景に堪らずフォトアタックを敢行。
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ナイスな空模様だ。本当に梅雨時期かと疑わしくなる程に快晴で、"天界"なのでさほど暑くないし風も涼しくて気持ちいい。


そして、かの有名なミルクロード道中で優勝。しかも阿蘇カルデラを一望できるテラス席である。程よい疲労感が、ご飯の美味さを何倍にも増幅させる。(男4人がほぼ無言であか牛をそれぞれ堪能する絵面だった)
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走行中はドリンクやら玄米ブラン、ゼリー類などディストピアな補給しか摂っていなかったので、まともな"""ご飯"""が美味いのなんの。

それに、ここが本日の最高地点なので後は帰りの英彦山(約800m↑)だけは頑張ろうねと(デザートで英彦山を登るという当初の計画)。ああ、楽勝じゃん!俺たちの勝ちやん!!

そう、思っていた………。



移りゆく景色や空気の変化を肌で感じつつ、爽快なダウンヒルをもと再び小国に降り立ち、玖珠へと抜け出た一行。時刻は15時を回った頃。
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走ってきた距離だけでなく、下界の容赦ない猛暑と日差しに体力を吸われる。アームカバーやロンググローブで日差し対策はしてるが、うなじや足元がジリジリ焼かれていく感覚がハッキリわかる。

今どのへんです?玖珠?くす?……えっ、まだここなんですかぁ!?


この暑さの中、さらに英彦山登るって正気ですか?
協議の結果、来た道を辿る方針に。ここまで晴れろとは言ってないぞ俺は……



阿蘇からの復路は下り基調だとは言った。確かにそれは間違いではない…が、その道中に幾つか峠や起伏のある山道を超えてきたのもまた事実。もう登る必要はないとは言ってないし、その事実を知りつつも目を背けていたと言ってもいいかもしれない。
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そして、耶馬渓で遂に足攣り第一号が爆誕。距離も200kmを超え、走行中どころか休憩中の談笑も激減。いよいよ"仕上がって来た"感がある。(そもそも山岳コースで200kmオーバーというのが相当に狂っている)


かく言う僕のほうはというと、数日前から白米と味噌を中心に大量摂取を重ね、炭水化物とたんぱく質でタプタプに栄養MAXチャージ。尚且つドリンクにBCAA(アミノ酸)という粉末を持参する用意周到ぶりでスタミナは全く問題なし。フォトアタックや耶馬渓ダムでゴリゴリ踏み倒して遊ぶ余裕もあった程に。


帰路は体力的余裕が残る僕中心でしっかりペース保ちつつ先頭引いて完走。残った体力をしっかり出し切っていくスタイル。だが終盤20kmくらいでガタガタに体が傷み始め、最初心肺が死に、息を深く吸えなくなる(酸欠の1歩手前くらい尋常じゃない程しんどかった)。そして次に尻が限界を迎え、極めつけで右膝が痛み始める。


過去のぜん息がスポーツで再発する運動誘発ぜん息なるものがあるらしい(小学生の頃はぜん息で遠足ドベ、スポーツ無能だった)。症状がほぼ完全に一致してるので、当てはまるとするならこれになりそう。だが、それこそ高出力×長時間(朝から夕方)なんて持久系スポーツもいいとこだ。こんな走り方する機会は滅多にないので、とりあえず様子見でいいかな。これ以降頻発するようなら話は別だが…


最終的なリザルトはこんな感じ。
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個人的に4000mアップ以上の体感だったけど、ダラダラクライムの影響で大して獲得標高が伸びてなかったな…あの中途半端な登り、思った以上にじわじわ体力削ってるもんだなと実感。

シャワー浴びて作り置きの食事を済ませ、ビール1缶が限界ですぐ眠りに落ちた……

アルテグラDi2②


続き。



色々届いたので組み付けていこう。


まずはいきなり難関、BBの圧入。
アルミスリーブもなにも入っていない、カーボンオンリーのシェルに圧入。迂闊な手つきだとフレームを壊しかねない。ヤバいね!パキッ!バリッ!!
圧入の平行度を見ながら慎重に慎重に作業。

ハァ…ハァ…(できればこの作業にはもう関わりたくない)



BBが入ったところで、クランクの組み付けとチェーン張り、変速調整。


小洒落た化粧箱…の中身はクランクアーム。
イーストンEA90。
EA=イーストンのアルミパーツ
EC=イーストンのカーボンパーツ の略称。
(50)→70→90とグレードが分かれている。
あらかじめ用意しておいたチェーンリングとドッキング。Cinch規格なので、右アーム裏でスッポリ嵌合させてロックリングで締め付ける簡単取り付け。

こちらの締め付けはカートリッジBBの工具を使用。

そして、クランクの取り付け。左クランクに付いてたガタ取りの機構が面白かったです。

手順は割愛。

スプロケとチェーンの取り付けはもう今更といった感じで、こう。

アウターが46Tと小さいため、フロントディレイラーの取り付け位置をめいっぱい下げてもいい位置に来ず…。

本来であればディレイラーの羽根とチェーンリングの歯先との隙間が1~3mmなんだけど、どう見てもガバガバ。調整を試みるも、アウターに上げる時にチェーンが若干もたついてしまう。

ということで、取り付け位置を下げれるアダプターが別途必要になります。位置決めがまだなので、バックアッププレートはまだ付けてない。

こんな小さなアルミの部品。えっ、これが7000円するの?正気か…?


リアディレイラーの調整を済ませ、チェーンにいつもの白ワックスを塗って一段落。


お次はシートポスト。
航空機の部品製造を手がけるトムソンのアルミシートポスト、それの上位モデルのマスターピースを購入。

φ27.2の330mmで200gを切る仕上がり。お前ほんとにアルミか?
今回買ったイーストン社のクランクだが、こちらが作っているカーボンポストの上位モデル(EC90)に匹敵するレベル。

※余談だが、ハンドルはイーストンのEC70Aeroを採用。愛用しているシューズのソールもEC70。イーストンおじさん。


ちなみに、クロモリには弟分のエリートを装着。
シルバーのほうがアルミ切削のエッジが効いた質感がわかりやすくてカッコいいね。

両者の違いは軽さ(パイプ内部の肉抜きが違う)だが、変態的なまでのヤグラの精度の高さはさすがとしか言いようがない。サドルの微調整がやりやすくて助かる。

サドルはこの前買ったアスチュートを移植。軽いし。
パッドが硬くて最初は難儀したが、ローラー乗ってるうちに尻が順応した。



そして、ハンドル付近の配線整理としてレックマウントの拡張パーツもゲット。

これを、こう

ライトマウントにジャンクションのマウントを追加したタイプのパーツ。これでハンドル周りがかなりスッキリできた。


(さっきのディレイラー用アダプターとかレックマウントとか、アルミの小さい部品に数千円出すのはマトモではないと思うんだが………)




…と、いうことで
BB下のリアブレーキがまだ付いてませんね。在庫がありませんでした。せっかちなので、105モデルなら在庫があったのでそちらを手配。

現状で白いステムが付いてるけど、とりあえずの暫定品なのでこれもすぐ変わります。あと10~20mm長いのが欲しいかな。

同じ轍を踏む

人って愚かね。


ここは若松。どうやら戸畑港の対岸もまあまあアジングがいけるらしい(具体的場所は不明)ということで、戸畑港に入る前に調査。

…まあ現物と航空写真は違うわけでございまして。
全部常夜灯だと思った!?残念!全部ただのポール(?)だよwww的なね。


ハァ〜しょーもな。いやいやただの下見だし?明るいうちに知れただけ良しとしようではないか。18:00頃戸畑港に戻って、いつもの常夜灯下でスタンバ……おや?もう人がおるな😅

まったく、せっかちなんだから。
ポイントとしての質は落ちるが、仕方なく堤防根元の常夜灯下に目をやると……そこにも人が、おるな😅😅😅😅😅

満席でございます。余計な寄り道をせず直行していればと後悔。この手の場所取りとタイミング調整でまたミスってしまった。常夜灯下に入れるかが鍵なんですから、アジング舐めてるんですか???



気を取り直して、昨日行ったいつものポイントに駆け込み寺的な感じでお世話になる。結局いつもここに行き着いてしまうんだよな……


今日も今日とてベイトフィネス。

見ての通りだが、構成は
氷柱×JetSlowのジェットセッター46C
アルデバランBFS_XGにPE#0.3、フロロ3lb。

ベイトリールとエステルラインは相性が悪いので、自ずとPEになる。やり取りしやすい絶妙な張り具合、抜群の感度とルアー操作性を得た代わりに遠投性能に著しく欠け(≒近距離特化)、足場が高い、風が強いとなるとほぼ無能と成り果てる尖ったステータスを持つ仕様。利点欠点を考慮する以前に使っていて面白いので許す。

19:30頃、上げ3分ほどの潮汐でイン。
常夜灯が効き始める手前くらいのタイミングに入るとすぐにいつものサイズが連発。

風がないので非常に釣りがしやすい。0.6gと軽いジグヘッドをフリーで流しても当たりが取れる。


…が。が、しかしですね。
それ以降反応がない(いつもの)。

モリモリ潮も動いてるんだけど、おかしいですね…

お隣の天敵サビキ師も全く釣れてない。


ベタ凪で魚の気配がない水面を見つめて虚無になっていると、ラインがピシピシと走ったのを確認。あまりにも待望かつ不意打ちだったので、「ン゚ッ!!」と変な鳴き声が漏れてしまった。

大したサイズではないが、静まり返った海にパシャバシャと音が色づいたことに視線が集中……

………可愛いので許す!



何だかんだで潮止まり10分前。来たる刹那のワンチャンに全てを懸けろ。我がワームたちの頼れるエースにチェンジして数投、やはり来るべくして来た。こういう轍はバンバン踏んでいいぞ。

うーん、パールホワイトしか勝たん!(わかりにくい)


わかりにくいが間違いなく今日イチのサイズを出した
ところでニコニコしていると、明らかに大きめのボイルを観測。露骨にデレてきたなと慌ててキャストすると、うっかり見事にバックラッシュ。周りに誰1人としていなくなっていることを確認し、シュルシュルと解消した流れで納竿。ふう、醜態を晒すところだったぜ……。