まゆすきダイアリー

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第1回 壱岐アジング合宿

 

"壱岐アジング合宿"

天気が良い。時期が良い。時間もある。だが、天気はそう長くは持たないらしい。

釣り道具?買えよ(買いました)

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ツララのジェットセッター46Cに、リールはアルデバランBFS。漁港とかの小場所お遊びライトゲーム一点特化仕様。

ベイトフィネスを扱う楽しさは道楽、浪漫。

 

役者も揃ったので27日、夜行便で博多→郷ノ浦便に搭乗。郷ノ浦をざっと見た感じアジングって雰囲気はあんまりピンと来なかったので、有名とされる勝本港からスタート。

 

 

袋を解いて準備を進めていく。

ベイトフィネス触るのが実に2年くらいぶりなので、手頃な防波堤から手慣らしがてらスタート。この何気なくエントリーした防波堤が後に今回のリザルトを左右するレベルに重要だったことは、この時考えもしなかったのである…。

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記念すべき一投。とりあえず普通に飛んだ。

着水直後、ラインが微かにピクついたので…

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豆!w

いつにもまして小さい。10cmあるかどうかも怪しいレベルだ…。

 

その後移動を繰り返しながら、ほとんど一投ごとに反応が絶えないという状況。だが、キャッチ率が異様に低い。それもそのはず、豆アジ特有のワームの端をつまむような微細なあたりばかり……たまにネンブツダイも。やはり先行者はいた。6人くらい。

 

潮汐はこんな感じ。夜明け近くまででズルズルと下げていくらしい。

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ブランク云々はもとより、以前使っていたダイワのSSエアとブレーキ機構が全く異なるため、ブレーキの塩梅が手探り状態だった。着水時に軽くバックラしてたが、もう慣れてきた。

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↑SSエアとアブのKRXベイトフィネス69ULT

SSエアはいいぞ。ブレーキが非常にお気に入り。だが淡水専用機なので、海で使用する際は

メンテナンスに関する知識技術と愛情が必要になる。

 

 

さて、勝本港も一回りしアジングレジェンド壱岐でイキイキしてるわけだが、思ってたのとなんか違う。一晩中近くやっても豆しか釣れないのである。豆アジの釣堀かよ畜生め。

 

だがそれでも壱岐壱岐

ちょいちょい光に寄ってくるゲストで気を紛らわす図。このロッドで扱えるエギも忍ばせておくぬかりなさ。(どうせならケンサキとかヤリイカに会いたかった)

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そんなこんなで、夜明けちょい前の干潮潮止まりになるとさすがに音沙汰も切れがちに。この無の時間の隙に僕が取る行動は………🤔

①夜明け回遊デカアジ決戦に備えて暗いうちから沖向けの一等地に陣取る

②印象が良かった場所に移り、手堅く数を伸ばし、ワンチャン型も出したい

③正直寒いし休憩取ってないので自販機コーヒーブレイク

 

①は空が白むまで多分集中が俺は持たない、③は論外なので②。数打ちゃ当たる作戦。

 

とりあえず打ってきたポイントで1番印象が良かった所………あそこ、もしかするんじゃないか?常夜灯と船溜まりが隣接、足場も低め(4.6という極端な短尺なので…)、風の影響を受けにくい。スタート地点の防波堤のことである。

 

 

潮もガリガリに引いてアジも見当たらず、風も多少出てきた。いまいちモチベが出ない雰囲気のなか、個人的に扱いやすいメタルジグで底をネチネチ叩いてみる作戦。

先に言っておくが、食わせの間としてフォールを多用する時ベイトリールが非常の非常に扱いやすいのである。

 

さて移動と用意も済み、そろそろ潮が動き出すかな?といったところ。

ジグは3g。底を取り、夜なんでスローテンポなエギングっぽく、大きめに3回動かした後フリーフォール。フォール…しない???

 

あ!!💡

 

合わせを入れた瞬間、ゴリッと重い感触とともに明らかに大きくしなるロッド。

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急にいい型がやっと出た。ワームの自然な動きよりも、メタルジグ特有のキレのある縦の動きがお気に召したかもしれない。

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メタルジグと鉄板を各種ローテしながら、そこからは尺ないレベルのサイズが怒涛の入れ食い。

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・フォール中にテンションが抜けるあたり

・フォール中に直接手元に伝わるあたり

・フォールにさしかかる瞬間にあたり

のパターンが多かった。

ベイトリールは構造上、ラインの巻取り/フリーの切り替えがリールの持ち手ひとつで容易に行える&ライン放出量の調整も同じく片手操作でできるという抜群のコントロール性能がございます。

 

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↑一方スピニングの場合、ベール(銀色の細いアーチ条の部品)をもう片手で水平に寝かせたり、垂直に起こすことで巻取り/フリーの切り替えをしています。

 

それゆえ、フリーフォール中のあたりへの対応はスピニングより速く正確に行えるという特徴があります。これを用いることで、底を叩く時の根がかり回避率も上がると思われます。まあ、あとはキャスト動作の手返しが速いとか。

 

ハイ。せっかくベイトフィネスというニッチな世界を往くものとして簡単に特徴を紹介などする。もしかしたら、ベイトタックルはいいぞ的なダイマ記事を書くかもしれない。デメリットも含めて。

 

 

 

閑話休題

メタルジグのフォール無双でひたすら独走すること1時間、ブツリと音信が途絶えてしまいました。ワームに替えてもガン無視。まだ空が白んですらいないが…とりあえず見切りをつけ、夜明け決戦に向けて港の果てにまた向かいます。が、やはり先行者が既に居た。近しい所に入れさせてもらうものの、困り事が発生。

 

というのも、いかんせんロッドが極端に短い。この影響で足場が高い場所やテトラ上で釣りをする時に致命的なまでの不便さを背負うことになる。でも今回はそういう場所にも対応しうる道具チョイスをしてないので、仕方ないといえばそれはそうか。

 

だが!やるぞ俺はやるぞやるぞ俺は。

夜が明けて誰が朝イチの激熱チャンスをものにできるかというところで、最初に竿先を跳ね上げたのは…俺や!

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……………。

俺に集中していた視線が一斉に解散~~~

それ以降本当に何も無く、チャンスタイムはあっけなく終了。いや、チャンスタイムは先程連発したアレのことだったのだろうか?

 

 

とにもかくにも、これで一旦締め。

俺がオイシイ思いをした防波堤に改めて行ってみると、島民がたくさん釣りをしていた。どうやらお馴染みのポイント的な感じなのかな?

 

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↑こんな感じのまったりした小さな港町って感じなんだが、船溜まりの陰をボーッと眺めてると、マジで立派なヒラス(60~80?)が悠々と泳いでいたり、30cmくらいのアジ…か、ヤズ?イサキ?の大群も。

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大群を収めたつもりだけど、見えへんか……

 

 

腹が減ったので、芦部港そばで壱岐牛を頂くなどした。特上ロース焼肉定食。美味でござった。

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ここで完全にやる気が消滅してしまったので、午後のジェットフォイルで音速帰宅。

 

久しぶりにベイトフィネスを扱う悦びをおもいだし、型が良い(壱岐的には小ぶり)アジの"トンッ"ていう質量ある小さなあたりを感知したときの脳汁の味が忘れられない身体になってしまった…。

 

第1回とナンバリングをするということは、どういうことかわかるかね?

 

fin